映画ブログ / 映画でなけりゃ!

スコアは5点満点。あくまで私見。

ブリッジ・オブ・スパイ

 ★☆☆ 3.5点

アメリカって国は、つくづく一枚岩でないくせに、一部の国民が実に高邁な理念に基づいて行動するものだ。

社会派映画を撮るときのスピルバーグはそういうのをよく描く。自分が好きな『プライベート・ライアン』なんかもその一つだし・・・。

この映画を観ると、第二次世界大戦のとき、一般のアメリカ国民たちが、自殺未遂した日本の将校に自分たちの血を輸血して命を救った話を思い出す。なぜ敵に対してそんなことをしたのかと聞かれ、彼らはこう答えたという。「戦争犯罪は、生きてきちんと法の裁きを受けるべきだから」と。
「死して虜囚の辱しめを受けず」と教え込まれていた、日本の軍国教育とは全く異なる価値観で行動しているわけだ。

この映画に描かれた偉大な史実に感銘。でも、映画自体は普通。アメリカ人弁護士と祖国ソ連のために働いた老スパイとの友情、心の通い合いに人間の美しさを感じた。